ここ数年、ボウリングブーム再燃といわれています。
1970年代の第一次ブームの渦中にボウリングをしていた団塊の世代。
定年を迎えてヒマになり、じゃあまたやってみようかなという動きがあるように思います。
前回のブームと異なるのは投げ方。
当時からの人は伝統的な片手投げ。最近の10代、20代にはサムレス、両手投げ、ローダウンなどの投法が人気です。
片手投げがそこそこ上手い人はあえて両手投げに変更する必要がないのに「こんど両手投げを教えてくださいよ」という社交辞令的な冷やかしを言ったりします……。
両手投げをおススメしない三つの理由
- ストライクが出やすいために、かえって危険な両手投げ
カンタンにストライクが出るためハマリます。
調子に乗って思いっきり投げると、さらにストライクは続きます。
7kg近くの重いものを思いっきり上半身をひねって投げるとどうなるか。
とつぜんわき腹のあたりに激痛が走り、肋骨にヒビ。私、両手投げを始めた当初、3回ほどやってます。
朝起きたとき、起き上がれないし、くしゃみすると激痛。それでも治りかけるとまた両手投げ。その繰り返し。。。。
それを乗り越えて練習を続けると、投球フォームも安定し、脱力して投げることができるようになり、安全な投げ方、疲れない投げ方を覚えてきます。
- 片手投げがヘタな人は両手投げもヘタ
両手投げは万能ではありません。
なぜなら、実は両手投げで両手を使っているのはバックスイングのときだけ。
バックスイングから前方方向へのスイングのときは、支えていた腕は外しています。
利き手ではないほうの手も使うのは、バックスイング時だけです。
前方へのスイングは片手投げですので、片手投げで問題がある人は、両手投げでも同様です。
- 両手投げはボールが増えやすい
アベレージ150以上が視野に入るあたりで、マイボールを欲しくなります。定価5万円、実売2万5千円ほどしますので、新作がでるたびに買うわけにもいきません。
片手投げの人は、経済的な面からボールを増やすことに歯止めがかかるのです。
一方、両手投げはハウスボールでもヤフオクで1円の中古でもどんなボールでも指穴のドリルを気にせず、それなりに投げることができます。
するとどうなるか。
手軽に多くの種類のボールを投げることにより、レーンの違い、ボールの違い、投げ方の違いなどによるボールの動きの違いを容易に理解できるようになります。
露骨にストライクが出やすいボール(※)に出会い、もっと凄いボールがあるのではないかと思い、さらにいろんなボールが欲しくなります。
両手投げを始めたころは1個で十分と宣言していた私が1年後に15個所有です。
置き場所に困るので、せめてマイボールは10個くらいまでにしたいものです。
(※)私の場合、ジャッカル、シンクパール、ピボット、インセプションなど。
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